入試情報

選抜方法と入試科目

入学者の選抜方法

このページでは東大の入試、とくに前期入試に関して、その方法を見ていきます。

入学者の選抜は、主に「センター試験」と「第2次学力試験」により行われます。

「足切り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
過去問を見たことのある方ならお分かりかと思いますが、東大の2次試験は全て記述式です。2次試験において、受験生は全精力を傾けて学習の成果を答案用紙に書き込むのですが、その総量はA3用紙10ページ分以上にもなります。
大学側としても本当は志望者の答案1枚1枚を丁寧に評価したいのですが、全志望者の答案を見ると際限がなくなってしまいます。このため、毎年1月に行われるセンター試験の成績によって第一段階選抜が行われ、2次試験を受験できる人数が絞り込まれます。この第一段階のことを、通称「足切り」と呼んでいます。

第一段階選抜では、各科類の募集人数の2.5〜5.0倍まで絞り込まれ、その基準は科類ごとに定められています。

(参考)前期日程 第一段階選抜の選抜倍率と選抜人数の目安
文科一類 … 約3.0倍  1200人程度(募集人数401人)
文科二類 … 約3.0倍  1000人程度(募集人数353人)
文科三類 … 約3.0倍  1400人程度(募集人数469人)
理科一類 … 約2.5倍  2700人程度(募集人数1108人)
理科二類 … 約3.5倍  1800人程度(募集人数532人)
理科三類 … 約4.0倍   400人程度(募集人数100人)

第一段階選抜を突破した受験生は、2月下旬に行われる2次試験を受験します。この2次試験に合格した人が「合格者」となります。

まとめると、
①センター試験による第一段階選抜
②第一段階選抜を突破した受験生を対象とした2次試験
の2段階を経て東大の入学者は選抜されている、ということになります。
※志望者数が、第一段階選抜の選抜倍率を超えない場合は、第一段階選抜が行われないこともあります(志望者全員が2次試験を受験できます)。近年第一段階選抜が行われないことが度々あり、話題となっています。

入試と入試科目

以下、各試験について、詳しく見ていきます。

センター試験

大学入試センター試験は、毎年1月中旬に行われます。
東大前期試験を受験するには、文科は5教科(6教科)7科目、理科は5教科7科目を受験する必要があります。センター試験の成績は第一段階選抜に用いられた後、900点満点中の得点を110点満点に換算し、2次試験の得点と合わせて合否判定に用いられます(後述)。各科におけるセンター試験受験科目とその配点は、以下のようになっています。

文科各類
教科 科目 科目選択の方法 満点
国語 『国語』 必須 200
地理歴史
公民
「世界史B」
「日本史B」
「地理B」
『倫理、政治経済』
左の4科目のうちから2科目を選択 200
数学 『数学Ⅰ・数学A』 必須 100
『数学Ⅱ・数学B』

『簿記・会計』
『情報関係基礎』
左の3科目のうち1科目を選択
ただし,『簿記・会計』,『情報関係基礎』を選択できる者は,高等学校又は中等教育学校においてこれらの科目を履修した者及び専修学校の高等課程の修了(見込み)者だけである。
100
理科 「物理基礎」(「物理」)
「化学基礎」(「化学」)
「生物基礎」(「生物」)
「地学基礎」(「地学」)
左の基礎を付した4科目のうちから2科目を選択
ただし,「基礎を付していない科目」を2科目選択した場合には,「基礎を付した科目」を選択したものとみなす。(注)
100
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうち1科目を選択
なお、『英語』のリスニングの成績は,利用しない。
200
合計 5(6)教科8科目 900

1 (1)「基礎を付した科目」とは,物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎を指す。
(2)「基礎を付していない科目」とは,物理,化学,生物,地学を指す。
2 物理基礎,化学基礎,生物基礎,地学基礎の4科目の中から2科目と,物理,化学,生物,地学の4科目の中から1科目を選択した場合には,基礎を付した2科目を利用する。
3 物理,化学,生物,地学の4科目の中から2科目選択した場合には,合計得点(200点満点)を100点満点に換算して利用する。

理科各類
教科 科目 科目選択の方法 満点
国語 『国語』 必須 200
地理歴史
公民
「世界史B」
「日本史B」
「地理B」
『倫理、政治・経済』
左の4科目のうちから1科目を選択
なお,地理歴史及び公民の試験時間において2科目を受験した場合には,第1解答科目の成績を合否判定に利用する。
100
数学 『数学Ⅰ・数学A』 必須 100
『数学Ⅱ・数学B』

『簿記・会計』
『情報関係基礎』
左の3科目のうち1科目を選択
ただし,『簿記・会計』,『情報関係基礎』を選択できる者は,高等学校又は中等教育学校においてこれらの科目を履修した者及び専修学校の高等課程の修了(見込み)者だけである。
100
理科 「物理」
「化学」
「生物」
「地学」
左の4科目のうちから2科目を選択 200
外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』
左の5科目のうちから1科目を選択
なお、『英語』のリスニングの成績は,利用しない。
200
合計 5教科7科目 900

2次試験(前期日程)

2次試験は2月下旬に行われ、2日間に渡り4教科の試験が行われます。
4教科の得点、合計440点と、センター試験の得点を110点満点に圧縮した点数の合計550点満点で合否の判定がなされます。
2次試験科目と配点は、以下のようになっています。

文科各類
教科 科目 得点
国語 国語総合、国語表現、現代文B、古典B 120
数学 数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B 80
地理歴史 日本史B、世界史B、地理Bのうち、出願時に届け出た2科目 120
外国語 (1)英語
 ※英語試験の一部に聞き取り試験を行う(30分程度)
(2)ドイツ語
(3)フランス語
(4)中国語
のうち、出願時に届け出た1外国語
ただし、英語の選択者に限り、英語の問題の一部分に代えて、他の外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)のうちから一つの外国語を試験場において選択することができる。
なお、ここで選択できる外国語のうち、ドイツ語、フランス語、中国語の問題は、出願時に当該外国語を選択した者が解答する問題の一部分と同じものである。
120
合計 4教科5科目 440

※数学の出題範囲は、以下の通りである。
数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱは全範囲から、数学Bは「数列」「ベクトル」から出題する。

理科各類
教科 科目 得点
国語 国語総合、国語表現 80
数学 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(※1) 120
理科 「物理基礎・物理」,「化学基礎・化学」,「生物基礎・生物」,「地学基礎・地学」
の4科目のうち,あらかじめ出願の際に届け出た2科目(※2)
120
外国語 (1)英語
 ※英語試験の一部に聞き取り試験を行う(30分程度)
(2)ドイツ語
(3)フランス語
(4)中国語
のうち、出願時に届け出た1外国語ただし、英語の選択者に限り、英語の問題の一部分に代えて、他の外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)のうちから一つの外国語を試験場において選択することができる。
なお、ここで選択できる外国語のうち、ドイツ語、フランス語、中国語の問題は、出願時に当該外国語を選択した者が解答する問題の一部分と同じものである。
120
合計 4教科5科目 440

※1 数学の出題範囲は次の通りである。
数学I,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学Aは全範囲から出題する。数学Bは「数列」,「ベクトル」から出題する。
※2 理科の出題範囲は次の通りである。
「物理基礎・物理」は物理基礎,物理の全範囲から出題する。
「化学基礎・化学」は化学基礎,化学の全範囲から出題する。
「生物基礎・生物」は生物基礎,生物の全範囲から出題する。
「地学基礎・地学」は地学基礎,地学の全範囲から出題する。

以上をもとに、東大入試の選抜方法を再度まとめると
①センター試験(900点満点)を用いた、第一段階選抜
②2次試験(440点満点)と、センター試験の得点を110点に圧縮した合計550点満点の得点をもとに、
募集定員分を選抜
という形で合格者が選抜される、ということになります。

※この他にも、平成28年度より推薦入試が始まりました。

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